2003年6月19日(木)「しんぶん赤旗」
日本民主青年同盟中央委員会は十八日、東京・渋谷駅前で「有事法制の具体化と発動は許さない 戦争協力拒否宣言アピール」署名に取り組みました。「アメリカの無法なイラク戦争への賛否」「イラク復興支援のために自衛隊をイラクに派兵することへの賛否」を問うシール投票も行いました。
小雨が降るなか、二人連れの高校一年生の女子生徒は、「イラク戦争に反対」「自衛隊のイラク派兵にも反対」にシールをはりました。「復興支援だったら、自衛隊なんか出さなくてもできると思う」「私は自衛隊そのものがいらないと思う」と話していました。「戦争協力拒否宣言」署名にも応じ、「小泉首相へ一言」の欄には、「やめてください。何様ですか?」と記入しました。
友人二人と通りかかった学生の山田邦彦さん(18)は、「戦争は反対だし、なければいいと思うけど、もう起こってしまった以上、支援はやむをえないんじゃないか」といいます。対話した同盟員の説明に、「イギリスみたいに、アメリカ軍と一緒に戦争するのはよくない」と話していました。
署名は、「青年の手で二十一世紀を平和の世紀に」を合言葉に、イラク戦争をめぐって広がった「平和のルールを守れ」の流れをさらにおしすすめようとするもの。姫井二郎委員長は「署名をもって青年と対話し、急いで進めていきたい」と話しています。