日本共産党

2003年6月26日(木)「しんぶん赤旗」

イラク特措法

自衛隊員も“阻止して”

民主団体が国会要請


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雨をついて国会を訪れた人々。右は国会情勢を報告する大森議員=25日、衆院議員面会所

 「有事法制を許すな!運動推進連絡センター」、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、労働法制改悪反対中央連絡会の四団体は二十五日、戦闘の続いているイラクに自衛隊を派兵する特別措置法案と米軍支援のテロ特措法の延長、労働法制の改悪に反対し、衆参国会議員への要請と委員会傍聴を行いました。時折激しく雨がふるあいにくの天候にもかかわらず、行動には八十人が参加しました。

 正午すぎ、参加者は衆院議員面会所で一言ずつ決意を表明しました。「イラクで自衛隊が占領軍の一部として活動すれば、攻撃の対象となるのは明らか。自衛隊員からもイラク特措法案を阻止してくれという訴えが来るほどだ。全力をあげて反対したい」という日本平和委員会の訴えに、大きな拍手がわきおこりました。

 金城健栄さん(53)=千葉・東葛病院職員=は、「医療人として人を殺すことは許せません。自衛隊をイラクに派兵する法案より、医療費を下げる法案を審議してほしい」といいます。埼玉・富士見市から来た大川早苗さん(54)=医療生協さいたま職員=も「イラク特措法案は、大量破壊兵器を見つけられず、大義名分のたたないアメリカに協力するもの。絶対反対です」と話しました。

 日本共産党の大森猛衆院議員が、七月二日には衆院を通してしまおうという与党の動きを報告し、「徹底審議で廃案にしよう」と訴えました。


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