日本共産党

2003年7月3日(木)「しんぶん赤旗」

イラク派兵法案反対

東京・日比谷 緊急集会に3000人


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イラク派兵法案反対7・2緊急集会に参加した人たち=2日、東京・日比谷野外音楽堂

 二日夜、東京・日比谷野外音楽堂で「イラク派兵法案反対、有事法制は許さない7・2緊急集会」が開かれ、三千人が国会に向けデモ行進し、怒りの唱和を響かせました。小泉内閣・与党が四日にもイラク特別措置法案の衆院通過をねらうなか、「有事法制は許さない!運動推進連絡センター」が呼びかけたもの。

 主催者あいさつした全労連の熊谷金道議長は、イラクに必要なのは食糧や教育、法と秩序の回復であり、自衛隊の派兵は許せないと批判。「廃案へ全力でたたかいぬく」とのべました。

 日本共産党の緒方靖夫参院議員が、イラク調査団の報告をかねてあいさつし、「自衛隊派兵でなく人道支援を」と強調。イラクでは戦争が継続状態にあり、「自衛隊を派兵することは、ますます危険、緊張を高める」とのべ、共感の拍手につつまれました。

 各界・各分野の代表が草の根の活動を報告。連帯あいさつした「宗教者ネット」世話人の大津健一氏は「宗教者の願いは一人ひとりの命を大切にすること」とのべ、有事法制の発動とイラク派兵法案反対を訴えました。

 会場前列にいた視力障害者の三瓶和寿さん(36)=埼玉・鶴ケ島市=は「有事法制、イラク派兵法案などの流れに非常に不安を感じる。戦前のように障害者が『非国民』と呼ばれることをおそれます」と語ります。

 日本共産党から上田耕一郎副委員長や多数の国会議員が参加しました。


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