2003年7月4日(金)「しんぶん赤旗」
衆院沖縄北方特別委員会は三日、五月の沖縄県での米海兵隊員による女性暴行致傷事件を受け、在日米軍に特権的な地位を与えている日米地位協定の見直しを求めた決議を全会一致で採択しました。
決議は、五月の事件について「沖縄県民に多大な不安と衝撃を与えており、人道上極めて遺憾」と強調。米軍が事件のたびにとっている再発防止策について、「軍人等の犯罪増加の状況をみると十分な効果があるとは言い難い」と指摘。沖縄県民の生活と安全を守るため、政府に対し「事態の抜本的改善に取り組むべき」だとし、米軍関係者による犯罪根絶に全力で取り組むとともに、地位協定の見直しについて早急に検討するよう求めています。