2003年7月4日(金)「しんぶん赤旗」
参院で審議中の国立大学法人法案をめぐる攻防は、週明け、大きなヤマ場を迎えます。与党側は当初、三日採決をねらっていましたが、審議を通じて法案の問題点が明らかになり、批判の高まりを受け、断念せざるをえなくなりました。
二日に開かれた参院文教科学委員会の理事懇談会で、与党側は改めて八日採決を提案。これには日本共産党が「審議が尽くされておらず、応じられない」と反対したほか、民主党なども「しっかりした答弁でこれまでの疑問にこたえるなら」などの条件を示しました。七日の理事懇談会で改めて日程協議をすることになっています。理事を務める日本共産党の林紀子議員は「審議を尽くし、廃案に追い込みたい。当面、次回理事懇が開かれる七日までのとりくみが非常に重要になります。ぜひ国会に声を届けてほしい」と語りました。