日本共産党

2003年7月6日(日)「しんぶん赤旗」

太田、森、福田発言に謝罪要求


新婦人が抗議文

 新日本婦人の会(新婦人・井上美代会長)は五日、「レイプ擁護」の発言をした福田官房長官に「男女共同参画会議の議長としての資格はない」とする抗議文を送り、謝罪と官房長官の辞任を求めました。

 福田発言について、「卑劣な性犯罪の重大性への認識がまったくないうえ、被害を受けた女性をはじめ、すべての女性の尊厳を冒涜(ぼうとく)する」と厳しく批判。小泉首相にも同様の抗議文を送り、福田氏の更迭を要求しました。

NGOが声明

 女性の人権確立とジェンダー(社会的・文化的に形成された性別)平等のために活動するNGO「アジア女性資料センター」は、女性の人権を無視する太田誠一衆院議員の辞職と森元首相の公式謝罪を求める声明を発表しました。声明には五日までに、全国から四百人を超える女性が賛同を寄せています。

 声明は、両氏の発言には「望まない性関係は人権侵害であるという認識が、根本的に欠けている」と指摘。「女性が自分の体について、自己決定権を持つという『性と生殖にたいする権利』を無視」した暴論だと厳しく批判しています。

 声明を両議員と自民党本部に送付しました。賛同署名は、近く内閣府に提出する予定です。


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