2003年7月8日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党、民主党、社民党の有志の女性議員十一人は七日、福田康夫官房長官にたいし、太田誠一元総務庁長官、森喜朗前首相、福田官房長官による、女性の人権を侵害し集団レイプを擁護するような一連の発言に抗議する申し入れを行いました。四日の抗議に福田長官が面会を拒否したため、再度の申し入れとなったもの。同長官秘書官の石兼公博氏が応対しました。
石兼氏は、四日は直前の連絡だったので対応できなかったと説明し、「官房長官に内容を伝え、返事をする」と答えました。
女性議員らは、福田長官が述べたと報道されている「女性にもいかにも『してくれ』っていうの、いるじゃない」「そういう格好しているほうが悪いんだ。男は黒ヒョウなんだから」などの発言が事実なら、男女共同参画担当大臣として許されないと批判。発言の真偽や内容について公式に釈明すべきだと求めました。
福田長官が「レイプを擁護するような発言はしていない」とのべていることについて、日本共産党の吉川春子参院議員は「レイプを擁護する発言かどうかは評価の問題だ。報道されている発言をされたのかどうか、事実でお答えいただきたい」と求めました。
日本共産党からは吉川氏のほか、井上美代、岩佐恵美、紙智子、畑野君枝、八田ひろ子の各参院議員が参加しました。