2003年7月16日(水)「しんぶん赤旗」
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「イラク派兵法案を廃案にしましょう」。十五日昼、女性たちの怒りの声が東京・銀座の繁華街に響きました。女性の憲法年連絡会がおこなった銀座パレード。「憲法九条を踏みにじるな」「国連のもとで、民間の人道支援を」と書いた横断幕やプラカードを掲げ、百五十人が行進しました。
「いまも、『全土が戦闘地』というイラクに自衛隊を派兵すれば、イラク国民に銃口を向けることになる。そのための法案は、絶対に反対」と呼びかけました。サラリーマンがビラを受け取り、行進を見つめます。二人連れの三十歳代の女性は、「(自衛隊派兵は)心配ですね」。「一緒に歩きたいわ」と話す女性もいました。
「イラクの子どもたちに平和、自衛隊の派兵やめて」と書かれた絵手紙をプラカードにして参加した近藤浩美さん(43)は、「戦火で傷ついたイラクの子どもたちに手をのべてほしいのに、銃口を向けるなんて、支援じゃない」と怒りをあらわにします。
行進前の集会では、守谷武子・日本婦人団体連合会会長、井上美代・新日本婦人の会会長(参院議員)、田中美智子元衆院議員が、「憲法に違反するイラク派兵法案を、女性は絶対に許さない」と訴えました。
午後は、衆院議員会館で交流集会、議員要請行動をおこない、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が情勢報告をしました。