2003年7月19日(土)「しんぶん赤旗」
参院外交防衛委員会は十八日、理事会を開き、与党側は、イラク特措法案を二十二日に採決するよう主張しました。一般質疑、小泉首相出席のもとでの締めくくり質疑を行うことも提案しました。
日本共産党、国会改革連絡会(自由党、無所属の会)、社民党は採決に強く反対。民主党は党にもちかえって検討したいとしました。
日本共産党の小泉親司理事は、審議時間が三十時間程度で、重要法案の審議としてきわめて不十分だと指摘。法案の憲法違反ぶりや「戦闘地域」「非戦闘地域」の区別、イラクの大量破壊兵器保有を断定した具体的根拠を示せない政府答弁のデタラメぶりなど、問題が山積しているとして、徹底審議を求めました。
また、公聴会開催当日に採決の議論をするのは、国民の声を審議に生かす上で論外だと批判しました。