2003年7月24日(木)「しんぶん赤旗」
【カイロ23日小泉大介】イラクを占領する米軍の報道官は二十三日、イラク北部モスルで同日午前、米兵一人が死亡、六人が負傷したと発表しました。同地を移動中の米軍車両が地雷のような固定式爆弾で爆破されたもようです。また報道によれば、二十二日深夜にはバグダッド西方ラマディでも米軍が何者かの攻撃を受け、米兵一人が死亡、二人が負傷しました。
イラク駐留米軍のサンチェス司令官は二十二日夜、サダム・フセイン大統領の息子二人の死亡を発表した際、これが米軍への抵抗を弱めると確信すると述べていました。
ブッシュ米大統領が五月一日に戦闘終結宣言をおこなって以降の戦闘による米兵の死者は四十一人、イラク戦争開始以降では百五十五人になります。