日本共産党

2003年7月28日(月)「しんぶん赤旗」

「戦争反対」の番組つくろう

民放労連が大会決議


 民放労連(日本民間放送労働組合連合会)の第九十七回定期大会が二十七日まで三日間、東京・新宿で開かれました。「イラク特措法と有事法制の発動を許さず、『戦争反対』の番組をつくろう」などの諸決議を採択しました。

 二十六日未明のイラク特措法可決という事態のなかで開かれた大会では、賃金と雇用、労働条件改善の課題とともに、「イラク戦争反対、有事法制のデモを九年ぶりに行った」(京都)、「労組のない局のアナウンサーも街頭へ出て、直接市民に平和を訴えた」(長崎)など、この間の経験が各地から報告されました。また沖縄からは「市民が戦争に巻き込まれるのが有事法の正体。戦争を知らない世代も取材を通じて生の声が入ってくる。見過ごしたらとんでもないことになる」と発言がありました。

 大会では、有事三法、イラク特措法に抗議し、「戦争がどんな悲惨を生み出したか、そして戦争がどんなに国民を困難に導くかを視聴者に伝えよう。憲法を拠りどころにして、戦争に反対する放送番組を作ろう」とする大会決議を採択しました。

 大会は、碓氷和哉委員長(再)、井戸秀明書記長(新)ほか新役員を選出しました。


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