日本共産党

2003年7月28日(月)「しんぶん赤旗」

集中豪雨被害を調査

小沢議員 壊滅の嘉穂劇場も

福岡・飯塚


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劇場の伊藤英昭さんから水害被害の状況を聞く小沢和秋衆院議員(右から3人目)=26日、福岡県飯塚市の嘉穂劇場内

 日本共産党の小沢和秋議員を団長とする党国会議員団と党福岡県委員会は二十六日、集中豪雨で多大な被害を受けた福岡県飯塚市を訪れ、水害による被害と救済支援の状況を調査しました。

 十九日の豪雨で、床上床下浸水あわせて二千三百三十一軒が浸水。当日は飯塚市役所を訪れ、市長、議長と懇談。被害地域を広く調査しました。

 七十二年間大衆劇場として親しまれてきた歴史を持つ嘉穂劇場(民間経営)では一階の升席全体が手すり枠ごと水に浮き、名物の回り舞台も外れるなど、壊滅的打撃を受けました。長さ十五メートルほどの花道は変形し、照明、音響危機も水没して使い物になりません。修復には数億円かかると言われています。しかし、「大衆演芸の場として親しんできた劇場をこのまま廃業に追いこむのは忍びない」と、再建を求める声が住民の間に高まっています。

 劇場の伊藤英昭さん(54)は、「劇場を再建させます。『全国で募金運動するから』『再建してもらわんと困る』と利用した皆さんが激励してくれました。県も支援を約束してくれました。町や市や県の文化財として長く残していきたい」と語りました。

 小沢議員は、「市の文化財指定も受けた貴重な大衆劇場。できるだけ国や県が援助できるように、私たちもがんばりたい」と激励しました。


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