日本共産党

2003年9月5日(金)「しんぶん赤旗」

仏独首脳が米決議案批判

イラク問題

“国連中心への移行を”


 【ベルリン4日片岡正明】シラク仏大統領とシュレーダー独首相は四日、ドレスデンでの定例首脳会談後の記者会見で、米国が準備するイラク問題での新たな安保理決議案に距離を置く態度を表明しました。

 シラク大統領は米決議案はイラク国民に政府形成を任せる点でまだ「かけ離れている」「占領の論理がある」と批判。案文の改定が必要かどうか検討すべきだと表明しました。

 シュレーダー首相も「十分にダイナミックでなく、内容が十分に豊かでない」と批判。イラクに安定化と民主化の展望を与えるには「国連が政治過程での責任を担うことだ」と米英から国連中心への移行を説きました。両首脳は、米国案の詳細を緊密に検討し、採決での対応を決めると語りました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp