2003年9月5日(金)「しんぶん赤旗」
東京都北区は三日、来年度から小学生の入院医療費を無料にする助成を実施すると発表しました。都内の自治体で初めて。日本共産党区議団は、乳幼児医療費助成制度を小学生にも適用するよう要望しています。
同区の乳幼児医療費助成は、都の制度に上乗せして所得制限を撤廃し、就学前の乳幼児すべてを対象に実施（入院・通院とも）。新たに助成の対象になるのは、小学生が入院した場合の医療費で、家族負担分の全額を助成します。児童数は現在、一万二千人。
区子育て支援課によると、来年度から低学年から実施し、段階的に対象を拡大して、将来は小学六年生までにする予定。九月定例会に、調査費として約七十万円の補正予算案を提出します。
日本共産党北区議団は、「北区では、乳幼児医療費助成制度の所得制限をなくしてほしいという区民の要望や運動がありましたが、この七月にやっと実現しました。今度はいち早く、この医療費助成制度を小学生にまで広げるよう、党区議団は八月七日に区長に要請書を提出しました。九月議会に、そのための調査費が計上されることを、区民とともに喜ぶものです。所得制限なしで六年生まで対象にすること、通院の医療費も対象にすることなど、よりよい制度として発足し、拡充できるよう全力をあげます」とのべています。
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