2003年9月6日(土)「しんぶん赤旗」
【ベルリン4日片岡正明】米国の人気俳優ジョニー・デップさんがブッシュ政権のイラク戦争政策を痛烈に批判して話題になっています。
独誌『シュテルン』最新号がインタビューを掲載し、ロイター通信や米CNNテレビもとりあげました。現在、フランスに住み、米ロサンゼルスの家にときどき帰る生活をしているデップさんは米国を「おろかな動物の子どものようだ。大きな歯をもって、かみつき、傷つけることができる」「とても好戦的な国」と語りました。
また、米国が「フレンチ・フライ(フライドポテト)」を「フリーダム・フライ」と改称するなどフランスへの批判を集中したことについて、「米国はおろかさを示した」とコメント。
ブッシュ大統領については「彼はイラクに商売に行く。支配するためと金のため。ブッシュは僕が見た中で最もたちの悪いうそつきだ」と断言しています。
デップさんは「パイレーツ・オブ・カリビアン」「シザーハンズ」「エルム街の悪夢」などの映画に出演しました。