2003年9月12日(金)「しんぶん赤旗」
【北京11日鎌塚由美】中国外務省の孔泉報道官は十一日の定例記者会見で、米提案のイラク安保理新決議案に対し、フランス・ドイツとロシアがそれぞれ提出した国連主導権を明確にした修正案を「支持する」と語りました。
孔報道官は、イラクの安定と主権回復、再建を推し進めるためには、「国連の全面的な役割発揮が大変重要だ」との中国の考えを強調。米国の新決議案について「研究している」と述べる一方、仏独、ロシアの修正案について「支持」を表明しました。同報道官は、「各国が協議を重ね、共通認識に達することを希望する」と語りました。