2003年9月18日(木)「しんぶん赤旗」
この四月に日本共産党員町長が誕生した岡山県金光町で十七日、九月定例議会が開会され、片山均町長は、公約した乳幼児医療費を十歳まで無料にする議案を提案しました。
「児童福祉を充実し、健康づくりを応援したい」と片山町長が提案した乳幼児医療費給付に関する条例改正案は、これまで六歳までだった無料化を十歳までに広げるもの。今年十一月からの実施をめざし、財源の四百五十四万五千円の補正予算も提案されました。
一方、町長給与の特例に関する条例案では、任期いっぱいの二〇〇七年四月まで、月八十二万円の町長給与を30%減額(五十七万四千円に)するという報酬カット案も提案されました。
住民の要望が強かった町民会館の使用料の無料化は、この九月から実施されています。さらに片山町長は、市町村合併について「投票により、民意を反映した選択をおこなうことによって、将来の福祉向上に資するもの」として住民投票条例案を提案しました。