2003年9月19日(金)「しんぶん赤旗」
韓国の与野党国会議員でつくる「反戦平和議員の会」に参加する十九人が十八日、「戦闘部隊の派兵は『侵略戦争を否定する』と定めた韓国憲法に違反し、国連憲章に反する戦争介入と、太平洋地域以外の戦争介入を認めない韓米相互防衛条約にも違反する」との共同声明を発表しました。
声明には与党・新千年民主党の金槿泰、宋永吉、野党ハンナラ党の金洪信各議員などが署名。「イラクへの戦闘部隊派兵の同意案が国会に上程される場合、あらゆる手段を使ってこれを否決する」と強調しました。
日刊紙・来日新聞の依頼で世論調査会社のハンギル・リサーチが十六日に実施した調査によると、イラク追加派兵に賛成は30・1%にとどまり、反対が67・1%に達しました。また、イラク戦争が「正当でない」とする回答者は81・2%にのぼり、「正当だ」は14・8%でした。