2003年9月20日(土)「しんぶん赤旗」
【カイロ19日小泉大介】イラクで十八日、米兵への攻撃が相次ぎ、少なくとも米兵三人が死亡、四人が負傷しました。
米占領軍の発表によると、首都バグダッド北方約二百キロ、フセイン前大統領の故郷ティクリットの南部で十八日夜、武器押収にあたっていた米第四歩兵師団の隊員が武装勢力の待ち伏せと小火器による攻撃をうけ、兵士三人が死亡、二人が負傷しました。
これにより、ブッシュ米大統領が五月一日に大規模戦闘終了宣言を行って以降、戦闘や攻撃によって死亡した米兵の死者は七十六人に達しました。この一週間では七人が死亡しています。
十八日午後にはバグダッド西方約五十キロのカルディヤで、二台の米軍車両が遠隔操作による爆弾とロケット砲による攻撃をうけ、米軍発表によると兵士二人が負傷しました。同地では米軍車両攻撃の後、同軍と武装勢力との間で三時間にわたり銃撃戦がおこなわれました。
同日にはバグダッド北方で石油パイプラインが破壊される事件も発生しています。