2003年9月21日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は二十日、国会内で記者会見し、自民党総裁に小泉純一郎首相が再選されたことについて、談話を発表しました。
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一、小泉内閣の二年半は、「自民党をぶっ壊す」といいながら、国民の暮らし、平和、憲法を壊した二年半だった。どの分野でも破たんが明りょうになっている路線をさらにつづけると公言した人物を、ふたたび自民党総裁に選出した今回の結果は、自民党政治のゆきづまりがどんなに深いものかを象徴するものだ。
一、総裁選をつうじて、小泉氏は、二十一世紀の日本をどうするかについてのまともなビジョンを何一つしめせなかった。浮かびあがってきたのは、憲法改悪の危険と、消費税大増税の危険である。こうした悪政の暴走を許すわけにはいかない。
一、わが党は、小泉・自民党と正面から対決し、国民の生活不安をとりのぞく政治、アメリカいいなり政治からの脱却、憲法九条の擁護をかかげて奮闘する。総選挙では、小泉政治へのきびしい審判と、自民党政治を根本から改革する日本共産党の路線と政策を訴え、躍進を果たしたい。