2003年9月22日(月)「しんぶん赤旗」
【カイロ21日小泉大介】イラク駐留米軍が二十一日発表したところによると、同国で二十日夜、米軍にたいする襲撃が相次ぎ、米兵三人が死亡、十数人が負傷しました。
バグダッド西部のアブグレイブ刑務所にたいする迫撃砲攻撃では、警備の米兵二人が死亡、十数人が負傷しました。同刑務所は八月中旬にも迫撃砲が撃ち込まれ、収容されていたイラク人六十五人が死傷していました。
バグダッド西方約百キロのラマディでも走行中の米軍車両が爆弾攻撃をうけ、米兵一人が死亡しました。
北部のモスルでは二十日、米軍トラックがロケット弾で攻撃され、米兵三人が負傷しました。
二十日の連続襲撃により、ブッシュ米大統領が五月一日に大規模戦闘終結宣言をおこなって以降の攻撃による米兵死者は七十九人に達しました。