2003年9月24日(水)「しんぶん赤旗」
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は二十三日、「憲法改悪反対の一点での国民的共同を草の根から広げましょう」とする声明を発表。
声明では、小泉純一郎首相が改憲のための試案を二〇〇五年十一月までにまとめるよう自民党に指示し、同党が改憲の手続きとなる「国民投票」法案を、早ければ来年の通常国会に提出することを決めたことを紹介。「現職の首相が期日を設けて改憲案のとりまとめを指示したのは歴史上初めてのこと」であり、「国連をも無視して先制攻撃を実行するブッシュ政権の対日軍事要求や、自民党・財界の軍国主義復活をめざす志向と結びついて、従来の解釈改憲から、いよいよ明文改憲に乗り出したものとして、きわめて重大です」と指摘しています。
そして、「思想や信条の違いを超えて、憲法改悪反対の一点での国民的共同を全国の草の根から盛り上げ」て、「『改憲』案提出断念に追い込」むため、学習会・講演会、署名行動、街頭宣伝、共同アピール、意見広告など創意あふれる多様な取り組みを「全国津々浦々から広げに広げようではありませんか」と呼びかけています。