日本共産党

2003年9月29日(月)「しんぶん赤旗」

イラク大量破壊兵器

「今から探す」?

公明・冬柴幹事長の言い訳


 「今から探さなきゃいけない」。二十八日のNHK番組で公明党の冬柴鉄三幹事長は、イラク戦争の“大義”とされた大量破壊が見つかっていないことを司会者に問われてこうのべました。

 公明党がこの問題で口を開いたのは、三カ月ぶり。このとき神崎武法代表は「米英軍、国連はしっかり調査して発見してもらいたい」(六月十二日の記者会見)と期待をかけるのに精いっぱい。冬柴氏は、五月十一日のテレビ討論で同じ質問をされた際、「だからいま探し中だということで。全然ないというわけではありません」「日本の一・二倍の国土に隠されたんじゃなかなかそうは簡単に…」と述べ、失笑を買っていました。

 「探し中」から「発見してもらいたい」、そして「今から探さなきゃ」――。大量破壊兵器問題で公明党の言い訳はどんどん後退しています。その変転ぶりは、米国が掲げた“大義”にとびつき、無法なイラク戦争を支持した同党の責任をいっそう浮き彫りにすることになっています。(高)


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