2003年9月30日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は二十九日、国会内で記者団から、代表質問にたいする首相の答弁について感想を問われ、「(代表質問では)イラクの問題、くらしの問題、消費税の問題、憲法の問題など、いまの国政の基本問題について、わが党の提案を明らかにしながら、総理の立場をきいた。しかし、首相は全部についてまともに正面からこたえるのを逃げていた」とのべました。
志位氏は、「消費税の問題では、首相が税制についてどういう考えをもっているかをきいた。それにいっさい答えないで、逃げの答弁に終始した」と指摘。「イラク問題でも、(戦争支持の口実とされた)大量破壊兵器の問題は歴史の決着がついているが、これも具体的に提起しているのにこたえない」と批判し、「痛いところは全部、答弁を逃げていくやり方だ。予算委員会や党首討論で、ひきつづき追及したい」とのべました。