日本共産党

2003年10月3日(金)「しんぶん赤旗」

年金財源に消費税

税率上げは成長率2%後

民主・菅氏


 民主党の菅直人代表は二日午前、都内で開かれた連合大会であいさつし、年金制度改革に伴う財源問題について「将来的には消費税を充てることになる」と表明、同党のマニフェスト(政権公約)にも盛り込む方針を明らかにしました。

 菅氏が財源として消費税に言及したのは初めて。

 ただ、菅氏は「消費税引き上げを今の時点で言うことは景気に冷や水を掛ける。名目2%程度の成長が定着した後に消費税の議論をする段階になる」と述べ、現段階では時期尚早との認識を示しました。

 同党はマニフェストの中で、将来の年金制度について現在複数ある年金制度を一本化した「国民基礎年金」(仮称)と「所得比例年金」(同)からなる二階建てのモデル案を提案しています。

 国民基礎年金部分は全額税負担としていますが、どの税目で賄うかは明記していませんでした。


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