2003年10月9日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の山下よしきリストラ闘争本部事務局長(衆院比例候補・大阪五区重複)、宮本岳志参院議員、藤木くにあき大阪九区候補は八日、大阪市淀川区の淀川労働基準監督署を訪ね、ダイハツ工業のサービス残業(不払い賃金)、長時間過密労働問題で是正の徹底を要請しました。
ダイハツは、サービス残業が横行し、労働者の告発で同署が立ち入り調査し、先月、是正を勧告。
しかし同社は全社的に調査を実施せず、労基署調査の職場と証拠が明らかになった職場の調査にしぼろうとしている問題がでています。
労働者がこれまでの不払い分を請求したら、職制から「取り消し」を求められたり、「あまりにも遅い時間にメール等の履歴を残さない」との、サービス残業隠しを指示している例も発覚しています。
山下、宮本氏らは、厚生労働省が五月に出した指針で「厳正に労働時間を把握できるような体制を確立」すると指導していることを示してサービス残業の一掃の必要性を強調しました。
労基署の担当官は「一般論として」とことわりながら「規模が大きくなると組織も大きくなる。粘り強く指導していく必要がある。労働時間の管理は始業時間、終業時間をきっちり管理すること」と説明しました。