2003年10月17日(金)「しんぶん赤旗」
十代、二十代の青年が国会議員に政治、社会について質問する「ワカモノ・トークセッション」が十五日夜、東京都内で開かれ、中学生、高校生、大学生など約五十人が参加しました。主催は特定非営利法人Rights(ライツ)。日本共産党の宮本岳志参院議員、民主党の鈴木寛参院議員が参加しました。
「憲法『改正』論に対する態度は」「日本のODA(政府開発援助)基本方針に対してどのように考えるか」――若者たちから真剣な質問が次々出されました。
宮本氏は、「日本国憲法に誇りをもって、平和な世界をつくるために貢献すべきで、憲法改悪には反対だ」と強調。ODAについては、「アメリカの世界戦略に沿った形で実施され、大企業のもうけ口になってきた。こういうやり方を改めることが必要だ」とのべました。鈴木氏は「基本的に私は憲法改正論者」としながら、第九条改正とは「一線を画す」とのべました。
「日本も国会内に子ども委員会をつくり、中高生でも参加できるようにしてほしい」という女子中学生の発言に、宮本氏は「賛成だ。子どもの権利条約をしっかり実施して、子どもの発言権を保障すべきだ」とのべました。