2003年10月21日(火)「しんぶん赤旗」
自民党が総選挙公約で「二〇〇五年、憲法改正に大きく踏み出す」と書いているんだ。期限まで示して憲法改悪計画を示したのは、歴代首相で小泉首相がはじめてだよ。
狙いが戦争放棄を定めた憲法九条の改悪なのは、はっきりしているから、野党がこれに立ち向かうときではないだろうか。ところが民主党は、「創憲」、つまり“新しい憲法を創る”といって、憲法改悪の応援団になっているんだ。
憲法改悪にきっぱり反対しているのが日本共産党なんだ。
「戦争をしない」という平和憲法は、日本が戦前の侵略戦争で、二千万人を超えるアジアの人たちの命を奪い、日本国民も空襲や原爆で三百十万人が犠牲になったことへの反省からつくられたことは知っているだろ。
日本共産党は、侵略戦争に反対し、天皇中心ではなく、「国民が主人公」の民主主義の実現を主張した政党なんだ。だから、この平和憲法を守りぬくことを訴えている。
自民党は憲法九条を改悪して、アメリカがおこなう戦争に、日本も堂々と武力の行使も含めて参加できるようにしようというんだ。
こんなことのために、憲法を変えていいのだろうか。憲法を守れ、の声を、日本共産党に寄せてください。