2003年10月25日(土)「しんぶん赤旗」
政府は二十四日、「イラク復興」のための費用負担について、先に決定した二○○四年分の十五億ドル(約千六百五十億円)の無償資金協力に加え、○五年から○七年までの三年間で円借款を中心に最大三十五億ドル(約三千八百五十億円)の有償資金協力を行うことを決めました。福田康夫官房長官が同日午後の記者会見で発表しました。
小泉・自公政権の決めた拠出総額は五十億ドル(約五千五百億円)に達し、これまで表明されているイギリス九・一億ドル、スペイン三億ドルなどと比べても突出ぶりが際立っています。
世界銀行は○四年からの四年間の復興費用として約五百五十億ドル(六兆円)を提示しており、日本の拠出総額はほぼこの一割に相当します。