2003年10月27日(月)「しんぶん赤旗」
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【ワシントン25日遠藤誠二】米軍によるイラクでの占領終結をもとめる平和・反戦集会が二十五日、連邦首都のワシントン、サンフランシスコ、ボストンなど米国各地で開かれました。ホワイトハウスの南側、ワシントン記念塔前の広場には、「ブッシュはうそつき」「国連はイラクに 米国はイラクから去れ」などと書かれたプラカードを手に主催者発表で十万人が集まりました。(5面に関連記事)
イラク派遣米兵の家族代表、ナンシー・レシンさんは、「『われわれの部隊を一刻も早く故郷に』の声をホワイトハウスにバグダッドに届けよう」と演説しました。
「ミリタリー・ファミリーズ・スピークアウト」(MFSO=声をあげる軍人家族)代表の演説が響きました。「今こそ兵士を返そう。そして、兵士を送らせないようにしよう。トルコ軍も、日本軍も、…」
息子が四月からイラクに行っているスティーブン・クレッグホーン氏はこういいます。「息子ジョン(39)は『イラクの米兵には過剰な任務が課せられ、モラルが低下している』『戦争を起こすのなら、ほかに何かできることがあった』といっている。私は数週間前、日本に行き、米軍横須賀基地などをみてきた。戦争を放棄する憲法九条を信じている日本人に接し、とても興味深かった」