2003年11月4日(火)「しんぶん赤旗」
文化の日の三日、日本と在日韓国人の青年たちが、東京・新宿駅前の道行く人たちに東アジアの平和や日朝関係問題などのシール投票やチラシを配り、「ピース・ナウ! 11・9に(いい国)つくろう総選挙」と、総選挙への棄権防止や「東アジアの平和も総選挙の争点」とアピールしました。
主催したのは、米国のイラク戦争反対、有事法制反対などにとりくんできた七つの団体で構成する「ピースナウコリアジャパン」。シール投票は、「米国の北朝鮮への先制攻撃を支持するか」「北朝鮮への人道支援を支持するか」「核兵器の保有は国家主権の範囲内か」「北朝鮮に暮らす戦争被害者への補償」などです。
短時間に約五十人の若者らがシール投票しようと足を止め、米国の先制攻撃不支持という回答が多数を占めました。
主催者の櫛渕万里さん(36)は「東アジアと日本に平和をつくっていきたいと思うし、こんどの総選挙は、平和と外交も争点だということを若者にも知ってほしくて、計画した」と話します。