2003年11月7日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の不破哲三議長は六日、京都、大阪での街頭演説で、社民党の土井たか子党首が五日の記者会見で民主党政権に参加すると言明したことについて次のようにのべました。
一昨日(四日)までは、社民党の土井さんは、今度の選挙は憲法を守ることが一番大事だとさかんに言っていました。しかし、財界の後押しをうけた民主党の「憲法改定」の流れが固いと見極めたのでしょう、社民党までが、きのう方針を変えました。「創憲」、つまり、いまの憲法をご破算にして、新しい憲法をつくるという民主党政権に入りたいと言いだしたのです。
しかし、社民党が「憲法をまもる」という立場をつづけるなら、憲法を変えるという民主党の政権には、入れません。だから、社民党は、「憲法をまもる」という立場をとり下げてしまいました。そして、「憲法は変えてもいいが、第九条だけは残してください」と民主党にお願いするところまで退却して、なんとか民主党政権の流れに入れてもらいたい、土井さんが昨日(五日)そういう記者会見をやったのです。それを聞いて、私は本当に情けない思いをしました。