2003年11月8日(土)「しんぶん赤旗」
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【カイロ7日小泉大介】イラク駐留米軍報道官は七日、イラク北部のティクリットで同日午前九時ごろ、米軍ヘリコプター「ブラックホーク」が墜落し、米兵六人が死亡したと発表しました。同地の米兵の話によると、ヘリはロケット弾による攻撃で撃墜されたといいます。
「ブラックホーク」は対戦車ミサイルなどを装備した攻撃ヘリ。最高時速二百九十六キロ。輸送にも使われています。
ティクリット近くでは十月に地上からの攻撃で「ブラックホーク」が撃墜され、首都西方のファルジャでも今月二日、米軍ヘリが撃墜され十六人が死亡しています。
一方、同じ七日イラク北部モスルでは走行中の米軍車両がロケット弾による待ち伏せ攻撃をうけ、兵士一人が死亡、六人が負傷。さらに、路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、米兵三人が負傷しました。同市はバグダッドなどに比べ米軍への攻撃が比較的少ないとされてきましたが、一気に緊張が高まっています。