2003年11月13日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十二日放映のＣＳテレビ・朝日ニュースター「各党はいま」で、自衛隊のイラク派兵問題に関連し、「七月にイラク特措法を強行して以降、イラク情勢は大きく悪化し、ますます自衛隊の派兵に道理はないという状況となっている」と指摘。「国会でしっかり時間をとり、本会議や予算委員会できちんとした審議をやるべきだ。政府の公式な見解を明らかにし、われわれも問題点を糾明し、このまま派兵に突き進んでもいいのかどうか、しっかりとした審議をおこない、計画の中止をきびしく求めていきたい」とのべました。
志位氏は、七月以来「イラクの情勢は急激な悪化をたどっている」と指摘。国連がバグダッドから全面撤退したこと、ラムズフェルド米国防長官が“自衛隊が来たら当然狙われる”とのべたことをあげました。さらに国連のアナン事務総長が国連総会できびしく批判し、ドイツのシュトルック国防相が“戦争は違法だったのではないか”とのべていることなどをあげ、「戦争の大義そのものがなかったことが、この数カ月間で国際社会からきびしく批判されている」と強調しました。
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