2003年11月18日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は十七日、国会内で記者会見し、総選挙を受けた特別国会について、「少なくとも首相の所信表明演説、衆参両院での代表質問と予算委員会の審議などをおこなうのにふさわしい会期にすべきだ」とのべました。
市田氏は、テロの続発など泥沼化するイラク情勢をあげ、イラク戦争自体の違法性や米英軍による占領の不当性にくわえ、自衛隊を憲法をふみにじって派兵することがいかにまちがっているかが明らかになってきたと指摘。「いまからでも派兵は中止すべきだと、今度の国会でも大いに主張していきたい」とのべました。
また、道路公団の藤井治芳前総裁が道路行政にかかわる政治家の不正を示唆した問題について、小泉純一郎首相が調査・解明を選挙を理由に先送りしていたと指摘し、「この問題も、今度の国会できちんと議論すべきだ。イラク問題、道路公団問題、くらしの問題を議論するにふさわしい国会にすべきだ」とのべました。