日本共産党

2003年11月20日(木)「しんぶん赤旗」

第二次小泉内閣が発足

首相会見 “痛み伴う改革”強調


 十九日発足した第二次小泉内閣では、閣僚十七人が全員再任されました。

 首相指名を受けて小泉純一郎首相は記者会見を行い、「自民党と公明党それぞれ党の事情は違うが、互いの立場を尊重しながら協力できる。問題によっては党が違うから考えの違いもあると思うが、いままでの経験で十分調整が可能だ」と、自公連立体制での政権運営に自信を見せました。

 小泉「構造改革」路線について、「国民はまだ痛みに耐えなければならないのか」との質問に対し、「改革には痛みが伴う」「『いままで進めてきた改革路線は正しい、進めろ』という国民の審判だと今回の選挙の結果を受け止めている」とのべ、不良債権早期最終処理や規制緩和などで痛みを今後も強いることを宣言しました。

 イラクへの自衛隊派兵については、「情勢は厳しいが、日本として国際社会の責任を果たすために積極的に貢献すべきだ」とのべる一方、派兵時期については「状況を見極めながら判断する」と従来の主張を繰り返しました。

 拉致問題への対応については、「(日朝の)二国間、同時に六カ国協議で粘り強く北朝鮮側に誠意ある対応を求めていく」と表明しました。


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