日本共産党

2003年11月21日(金)「しんぶん赤旗」

「ブッシュの戦争ノー」 ロンドンで10万人

イラク占領反対デモ


 【ロンドン20日片岡正明】ロンドンで十九日と二十日の両日、英国を公式訪問中のブッシュ米大統領に対してイラクへの侵略戦争と占領継続に抗議する大デモが行われ、二十日には主催者によると「少なくとも十万人」が参加、「ブッシュの戦争ノー」を叫びました。

 デモには約六十の地方都市からも参加者がバスでかけつけ、時間とともに参加人数はふくらみました。

 反戦署名を訴えるロバート・シュライブさん(51)は「ブッシュは石油のために戦争をやり、今回は大統領選挙キャンペーンのためにイギリスを訪れた。もうこれ以上血を流させてはいけない」と語ります。デモに三人連れで参加した女学生の一人、アンナベル・マンセルさん(21)は「イラク人だけでなく、米英の兵士も殺されている。家族を思うといたたまれない」と述べます。

 デモ参加者は「ブレアとブッシュはうそをついて、多くの人を殺した」「世界のテロリスト、ブッシュ」「ブレアは、政権から去れ」などの横断幕やプラカードを手に手に行進を始めました。行進は、現地時間午後二時(日本時間午後十一時)にマレットストリートを出発。官庁街や国会議事堂前を通り、トラファルガー広場に向かいました。

 デモの直前に起こったトルコでの爆弾テロについて、主催者「戦争ストップ連合」のリンジー・ジャーマンさんは、「われわれの抗議行動をくじくことはできない」としつつ「米英を標的にした攻撃が増えると戦争前から言ってきた。戦争をやめさせる唯一の方法は爆弾ではない。政治解決だ」とテロを厳しく批判しました。


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