2003年11月24日(月)「しんぶん赤旗」
自衛隊のイラク派兵反対、東富士演習場（静岡県御殿場市、裾野市、小山町）を米軍と自衛隊の海外派兵の出撃基地にするなと、「第二十四回富士山麓総行動」（日本平和大会静岡県実行委員会主催）が二十三日、静岡県御殿場市で行われ、百二十人が参加しました。
東富士演習場では昨年十一月の日米合同陸上演習に続いて今年一月から二月、米海兵隊による沖縄県道１０４号越え実弾砲撃演習が強行され、二十八日からは隣接する北富士演習場（山梨県）で同実弾砲撃演習が実施されようとしています。
同日昼、富士山山腹の御殿場市太郎坊で開かれた集会で、主催者の石田義明代表があいさつし、塚本正太郎御殿場市平和委員会事務局長代行が眼下に広がる東富士演習場の概要を説明しました。
石田氏は、「不法な米英軍の占領支配の即時中止は世界の声。世界から注目を集める平和憲法を守り、広げることは世界の流れだ」と強調。(1)自衛隊のイラク派兵計画の即時中止(2)国連中心のイラク復興・人道支援(3)東富士・北富士両演習場での日米合同陸上演習や米海兵隊による実弾砲撃演習反対、「都市型戦闘訓練施設」の建設中止(4)憲法改悪反対―を求める運動をよびかけ、参加者全員で同趣旨のアピールを採択しました。
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