2003年11月26日(水)「しんぶん赤旗」
インドのシンハ外相は同国の新聞フィナンシャル・エクスプレス二十四日付に掲載のインタビューで、イラクへの派兵を拒否したことは「極めて賢明な決定だったと誰もが敬意を表している」とのべ、決定の正しさに自信を示しました。
シンハ外相はマスコミをはじめ国内で賛否両論の激しい論議があり、イラク統治評議会からも派兵歓迎の意思表明があったことを想起しつつ、「派兵していたら、わが国にとって事情はずいぶん変わっていただろう」「国連や赤十字のように、通常であれば神聖にして侵すべからざるものとみなされる施設をも標的にする分子がいるということだ。従って、わが国の軍部隊が標的にならなかったとは誰にも言えない」と指摘。「われわれの決定は賢明だった」と述べました。