2003年11月26日(水)「しんぶん赤旗」
小泉純一郎首相は二十五日の衆院予算委員会で、政府が検討を進めている年金改悪案に関連し、将来の年金の給付水準について「(現役世代の収入の)50%が下限とか上限とか言っていない。50%を基準にして、その前後は今後各党間の調整次第だ」と説明しました。公明党の冬柴鉄三幹事長の質問に答えたもの。
首相は総選挙公示日のテレビ番組で「50%程度」という数字をあげていましたが、「50%前後」という形で現役収入の半分以下の給付もあり得るとの立場を表明したのは初めてです。