2003年12月1日(月)「しんぶん赤旗」
【パリ29日浅田信幸】スペイン国防省は二十九日、イラクに展開している軍の情報部隊が襲撃され、七人が死亡、一人が負傷したと発表しました。米英とともにイラク戦争に加わった同国の死者は開戦以来、計十人になりました。情報部隊は二台の車でバグダッドに向かっている途中、首都の南約三十キロのスワイラ近くでロケット砲などによる襲撃にあったといいます。
スペインのアスナール政権は七、八割に達するイラク戦争反対の世論に背を向けて米英軍に加担、現在千三百人の部隊をイラクに派遣しています。今回の事件によって、部隊引き揚げを要求する世論が急速に高まることが予想されます。