日本共産党

2003年12月2日(火)「しんぶん赤旗」

国連中心のイラク復興を

自衛隊派兵反対 各地で宣伝


大阪 宮本参院議員早朝、駅前で

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道理のない自衛隊派兵の中止を訴える宮本たけし参院議員(左から2人目)ら=1日、枚方市

 日本共産党の宮本たけし参院議員は、イラク北部での日本人外交官二人殺害のニュースが伝わってから一夜明けた一日、枚方市の京阪香里園駅で、黒田昌子府議、石村淳子枚方市議、地元の党員、後援会員とともに早朝宣伝を行いました。

 宮本議員は、今回の事件で亡くなった奧参事官とは、ラグビーを通じての知り合いでした。「ニュースで知って大変衝撃を受けました。今回の蛮行に本当に憤りを覚えます。亡くなったお二人に深く哀悼の意を表するとともに、ご家族のみなさんに心からお悔やみ申し上げます」と述べました。

 ついで「小泉首相、川口外相はイラクへの自衛隊派兵をあくまでもやると繰り返している。今回の事態は、戦闘地域、非戦闘地域があるというイラク特措法の前提は崩れていることをハッキリ示した。自衛隊の派遣はただちにやめるべきだ」と強調。イラクの真の復興のためには、国連を中心にした枠組みに切り替えて、日本はそのもとで非軍事の人道支援を行うべきだとして、「自衛隊の派兵はただちに中止し、憲法九条を守って、本当の国際貢献をという大阪府民の大きな世論と運動を巻き起こしましょう」と訴えました。


兵庫 大沢参院議員「阻止に全力」

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イラク問題で訴える(右から)大沢議員、森本真神戸市議、平松氏=1日、神戸市三宮

 「イラクへの自衛隊派兵には何の道理もありません」──日本共産党兵庫県委員会は一日、大沢たつみ参院議員を先頭に、神戸市中央区の三宮と元町で、緊急街頭宣伝を行いました。

 大沢議員は、イラクで殺害された日本人外交官二人とその家族にお悔やみをのべるとともに、こうした緊急事態にもかかわらず、イラクへの自衛隊派遣の基本計画を閣議決定しようとしている小泉首相を厳しく批判。「みなさんと力を合わせ、何としても自衛隊派兵を阻止するために全力を尽くします」と決意を表明しました。

 平松順子党県女性部長は、テロの土壌を断つためには、米英軍主導の占領支配をやめさせ、国連中心の枠組みに移すことが必要だとのべ、「憲法九条を持つ日本から平和の声を上げていきましょう」とよびかけました。

 立ち止まって演説を聞いていた男性は、「ブッシュの個人プレーでやっとる戦争やから、親米国は当然狙われる。絶対に自衛隊を送ったらあかん。共産党さん、頑張って反戦の運動を広げてくれ」と話していました。


三重 共産党地区委連日昼休みに

 三重県の日本共産党中勢伊賀地区委員会は、自衛隊のイラク派兵をめぐる緊迫した情勢を受けて一日、津市のセンターパレス前で連日の派兵反対昼休み宣伝行動を始めました。

 一日の行動には大嶽隆司地区委員長や真弓俊郎副委員長ら九人が参加。

 通りすぎてからわざわざ戻ってきて署名する人や、バスから降りてまっすぐ署名にくる人など、積極的に署名する人が目立ち、約三十分で二十七人分の署名が集まりました。

 署名をした人から、「外交官が二人も亡くなったのに、小泉さんはなぜ自衛隊派遣をやめないのか」「戦争だけはやめてほしい。自衛隊派兵は憲法九条を変える布石になる。なんとしても止めやなあかん」などの声が寄せられました。


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