2003年12月5日(金)「しんぶん赤旗」
「イラクに自衛隊を送るな」「憲法9条を守れ」をかかげて、十日に「12・10中央集会」(午後六時半、東京・日比谷野外音楽堂)が開かれます。日本共産党は第十回中央委員会総会で、国民へのアピール「イラクへの自衛隊派兵――この歴史的暴挙をくいとめる行動に立ちあがろう」を決議。「12・10中央集会」の成功をはじめ、全国で宣伝、署名、集会などの行動の先頭にたっています。
東京都委員会は「12・10中央集会」前日の九日、全都いっせい駅頭宣伝にとりくみます。独自の宣伝ビラの作成や音の宣伝に打って出ようと呼びかけています。
さっそく各地区委員会で具体化が進んでいます。町田地区は四日、女性後援会が「国民へのアピール」をもって宣伝カーを走らせ、イラク派兵反対を訴えました。八日に平和団体とともに市内四駅頭で宣伝します。葛飾地区は二百人参加を目標に週三回、宣伝カーを運行します。
集会後も十九日に区内の民主・平和団体と昼デモをする予定。世田谷地区は三百人の目標で参加します。品川地区は五日、昼休み宣伝をし、十日当日も区議団で宣伝します。
千葉県委員会は「12・10中央集会」に支部から代表を送ります。それに向け、八日に「いっせい宣伝行動」をします。駅頭、ショッピング前、公園や職場門前で宣伝します。政府への要請行動、地方議会への要請、「〇〇町アピール」の作成など、創意と工夫をこらした宣伝を進めよう、と呼びかけています。
千葉県にはイラク派兵の可能性がある陸上自衛隊習志野駐屯地があります。二十三日に「ピースアクションON習志野」(午後二時、船橋市)を開きます。「千葉県民の平和の声をとどろかせよう」と準備を進めています。
埼玉県委員会は三日、各地区や支部にファクスを送り、「戦争と占領への本格的加担の道か、憲法九条を生かした平和の道か」が問われる情勢の重大な局面で開かれる「12・10中央集会」に全支部から参加しようと呼びかけています。
この訴えを受けて、所沢市など五市一村の西南地区委員会では、四日夜に役員の会議を開き意思統一。同日夕方には所沢市などで駅頭宣伝をおこない、派兵反対の署名と集会参加を訴えました。
小野洋一地区委員長は、「地区をあげてとりくむ。プラカードなどを用意して参加しようと全支部に呼びかけます」と話しています。
神奈川県委員会は、「12・10中央集会」へ独自の宣伝ビラ、プラカードを作るなどして広く呼びかけ、二千人で参加しようと訴えています。
集会に先立ち、川崎市では八日、「平和とくらし守れ諸要求実現川崎集会」を開き、ペンライトデモ行進をします。横浜市では九日、昼休みデモを行います。