2003年12月5日(金)「しんぶん赤旗」
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東京都世田谷区の新日本婦人の会は四日、八人が参加して、イラクへの自衛隊派兵反対署名を東急大井線尾山台駅前で呼びかけました。
「戦争は絶対にいや」という若いカップルや買い物途中の主婦らが次々と足を止め、午前中で人通りがまばらな中にもかかわらず、一時間で百六人が署名を寄せました。
一歳の娘を抱きながら署名した母親(36)=同区等々力=は、「アメリカの攻撃で罪のない子どもたちも犠牲になっていて、本当に許せない。(小泉首相は)アメリカにいいところを見せたいのかもしれないけれど、自衛隊は出せないとちゃんというべきです」。
息子の同級生が高校卒業後に自衛隊に入隊するという女性(48)=同=は「心配です。どうして政府は、アメリカの方ばかり見ているのでしょうか。日本は、アメリカから離れて、アジアでのポジションを考えるべきです」と署名しました。
署名を訴えた同支部の岡田律子事務局長は「みんな心配で、何かしたいという気持ちが伝わってきます。宣伝を強めて、平和の輪を広げたい」と力を込めました。