2003年12月6日(土)「しんぶん赤旗」
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「自分が自衛隊員ならイラクになんか行きたくない」「憎しみは憎しみしか生まない」──。署名とシール投票に人の輪が次々とできます。五日、東京・渋谷駅前で日本民主青年同盟がおこなった自衛隊のイラク派兵に反対する署名に、若者の関心が集まりました。宣伝ではイラク派兵反対の世論を起こそうと「12・10中央集会」(十日午後六時半、東京・日比谷野外音楽堂)への参加を呼びかけました。
熱心に一言メッセージを書いていた本宮充さん(27)=会社員=は「日本が自衛隊を送っても、なんの解決にもならない。第二、第三のテロを引き起こすだけです。小泉さんには目をさましてほしい」と話します。
「自衛隊員がかわいそう」と署名したのは都内私立高校の男性二人組。「殺されたりしたらイヤですよ」「自衛隊に若い人がいなくなって、僕らが行かされるようになるのもいや」などと口々に話します。
慶応大学の女子学生(20)は「戦争しないように、と決めた憲法を、イラクに自衛隊を送りたいから変えようというのはおかしい」と批判しました。