2003年12月7日(日)「しんぶん赤旗」
イラクのティクリットで殺害された外務省の奥克彦大使、井ノ上正盛一等書記官の葬儀・告別式が六日、東京・南青山の青山葬儀所で、同省と両家の合同葬(葬儀委員長・川口順子外相)として、しめやかに行われました。政府関係者や与野党幹部・国会議員、各国大使らが多数参列しました。
小泉純一郎首相が政府を代表して哀悼の意を表明。外務省の竹内行夫事務次官、奥、井ノ上両氏の同僚二人と友人二人がそれぞれ弔辞を朗読し、川口外相が葬儀委員長としてあいさつしました。その後、参列者が献花して故人を追悼しました。
奥、井ノ上両氏は十一月二十九日、イラク北部のティクリットに向けて車で移動中、銃撃を受けて死亡。四日に遺族に付き添われて無言の帰国をしました。
合同葬には、日本共産党から志位和夫委員長が参列し、献花をおこないました。
また衆議院の穀田恵二国対委員長、赤嶺政賢議員、参議院の緒方靖夫国際局長が参列しました。