2003年12月7日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党の笠井あきら参院比例候補は六日、木島日出夫前衆院議員とともに新潟県加茂市役所に小池清彦市長を訪ね、イラクへの自衛隊派兵の危険性や憲法九条のかけがえのない意義について意見を交わしました。
訪問は同日から始まった新潟での宣伝キャラバンの一環。懇談には、くわはら加代子・参院新潟選挙区候補、小日向昭一・党新潟県委員長が同席しました。
笠井氏は、自衛隊派兵反対の論陣を張る小池市長に敬意を表し、「野党外交でイスラム諸国などを訪問すると、どこにいっても、“憲法九条を持つ国としての役割を期待している”といわれます」と紹介。
小池市長は防衛庁在職当時から「自衛隊員の血は一滴も流してはならない」と主張していたことにも触れながら、「湾岸戦争の折、日本国憲法は国の宝、今こそ平和憲法が日本を守るのだと思いました」と語りました。
木島氏も「外交官二人が殺害されたことを、一部マスコミなどが“死をムダにするな”と、自衛隊派兵の理屈付けにして戦前のような世論づくりがされている」と指摘し、「それだけに、派兵してはならないとの大きな世論づくりが必要」と語りました。