2003年12月7日(日)「しんぶん赤旗」
キャンドルをともしてピースウオークする人たち=6日、東京都中野区 |
イラクへの自衛隊派兵が閣議決定されようとしているなか、派兵に反対する「キャンドルピースウオーク」が東京都中野区で六日夜おこなわれました。
呼びかけたのは平和サークルの中野ピースナウ(代表・太田宜興さん)。約六十人が「平和憲法を守ろう」「イラク派兵反対」と訴えながら区内をパレードすると、商店から「がんばって」と激励の声がかかりました。参加した佐藤理恵さん(24)=学生=は「イラクに自衛隊が行くのはいやです。行動して変えていきたい」と話しました。
イラク派兵反対の署名を呼びかける吉井衆院議員(左)=6日、東大阪市 |
日本共産党東大阪地区委員会は六日昼、近鉄小阪駅前で、「イラクへの自衛隊派兵に反対しましょう」と宣伝・署名活動に取り組みました。時おり激しい雨が降る天候のなか、イラク派兵中止を求める「東大阪民報」号外を配りながら、署名を呼びかけました。
吉井英勝衆院議員が、地元市議や青年とともに宣伝カーから訴え。「今から六十一年前、日本は第二次世界大戦に突入していきました。あの時代と同じ十二月に、再び日本は重大な誤りを犯してしまうかどうかの岐路にさしかかっています」と切り出した吉井議員は、「憲法九条を踏みにじり、人の命を粗末にする政府の方針は許さないというみなさんの思いを、署名という形で示してください」と呼びかけました。
署名した山本千代子さん(60)は「殺害された外交官二人の遺体が帰国したときのテレビ映像を泣きながら見ました。小泉首相はそんなにイラクに日本人を送りたいのなら、自分の息子を出したらいい。派兵には絶対反対です」ときびしい口調で話しました。