日本共産党

2003年12月9日(火)「しんぶん赤旗」

1万カ所で“派兵やめよ”

集会、デモ、宣伝


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「子どもたちを戦場に送らない」と“召集令状”(赤紙ビラ)を配り、署名やシール投票でイラク派兵反対を訴える12・8平和を守る母親行動参加者=8日、東京・御茶ノ水駅前

 六十二年前に太平洋戦争が始まった八日、安保破棄中央実行委員会はこの日を“戦争反対・イラクに自衛隊を派兵するな”の「全国いっせい行動日」に設定。同実行委員会はじめ日本母親大会連絡会、日本平和委員会など各団体は、全国一万カ所を超える地域や職場、学園などで宣伝や署名、集会、デモなどをくりひろげました。

 安保破棄中央・東京実行委員会は同日昼、東京・新宿駅西口で「いま重要なのは、イラクへの自衛隊派兵ではなく、国連を中心にした枠組みによる人道・復興支援にきりかえることです」「憲法九条を守りましょう」と宣伝。三十三団体・八十人が参加し、ビラを配り、署名やイラク派兵の賛否を問う「シール投票」にとりくみました。一時間で二百十六人が署名しました。

 日本平和委員会の畑田重夫代表委員は「あの戦争で同級生は全員死亡し、私だけ生き残った」と学徒出陣の名で戦争にかり出された体験を語りながら、「大義のないイラク戦争と占領に自衛隊を派遣するなんて許せない」と訴えました。

 署名した東京・足立区の中川さちさん(64)は、「日本の外交官二人が殺害された。戦争状態のイラクになぜ自衛隊を送るのか。戦争への一歩を感じる。派兵反対です」と語気を強めました。



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