2003年12月9日(火)「しんぶん赤旗」
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太平洋戦争が始まって六十二周年にあたる八日、日本共産党は東京・JR新宿駅東口で、街頭演説をしました。
小泉政権がイラクへの自衛隊派兵のための基本計画を閣議決定しようという緊迫した情勢のなか、山口富男衆院議員(党常任幹部会委員)、小池晃参院議員、今村順一郎党都委員会常任委員・青年学生部長(参院東京選挙区候補)、近藤奈津子日本民主青年同盟副委員長が、派兵を厳しく批判。派兵反対を求める署名には列ができ、約一時間の行動で、百七十五人分の署名が集まりました。
山口氏は、イラク派兵について「平和の憲法を踏みにじる歴史的暴挙だ」とし、「テロと暴力の連鎖」という事態を解決する道は、一日も早く米英による占領支配から国連中心の枠組みに切り替え、イラクへ主権を戻すことだと強調。小池氏は、占領支配を支援する自衛隊が格好の標的となる危険を指摘し、「『日本の若者を殺すな、イラクの人々を殺させるな』。力を合わせ、この声を広げよう」と訴えました。
今村氏は、派兵を急ぐ小泉政権の米国いいなりの姿勢を批判し、「命をかけて戦争に反対してきた党として、イラク派兵反対の先頭に立つ」と決意を表明。近藤氏は「憲法九条は、若者にとって希望の道しるべだ」と力説し、憲法の立場に立った平和外交の重要性を訴えました。